全身に赤く輪 盛り上がった赤い斑疹 真菌 内服のステロイドの漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
男性 38歳
7、8年前から全身に赤く輪が盛り上がった赤い斑疹ができ、皮膚科では「真菌」だと診断されました。
抗真菌剤がはじめは効いていましたが、次第に効かなくなり、内服のステロイドであるセレスタミンが出て2年間飲んでいますが効いているとは思えない。
痒くなるのでステロイドの軟膏を使っている。
真菌は、ステロイドでは免疫力を低下させてかえって悪化させます。
相反する治療をして、どれが効いているのかわからなくなって、来店されました。
中医学では菌の種類の鑑別より、症状で薬を決めます。
弁証は「湿熱 毒熱」で赤み、痒みを減らし、解毒する生薬を飲んでいただきました。
2ヶ月して、赤いリング状の発疹も薄くなってきたので、念のため、懇意にしている皮膚科医の診断を受けてもらいました。
そうしましたら「真菌は消えている。セレスタミンと真菌の軟膏はすぐやめるように」と言われました。
今では痒み赤みは随分減りました。
薬剤師 国際中医専門員 植松光子
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